折角なので、母校須恵東中でやることに。
須恵東中の入り口には「希望の階段」と名づけられた、何百段あるかわかりませんが、かなり長い階段がありまして、多くの生徒はその階段を登って登校します。登りきると一汗かくくらいの長さがあり、登校=トレーニングになっちゃうという、生徒にとっては至極有難迷惑な階段です。
もう引退しちゃいましたが、大相撲の栃東関がこの階段でトレーニングして九州場所を制したことがありまして、テレビでそのきつさから「絶望の階段」と評していました。
その階段を登ってグラウンドへ・・・
やっぱり絶望の階段でした。登っても登ってもなかなか着きません。
やっとこさっとこ登り切ったら、閑散としたグラウンドでアンチャンが2人キャッチボールしてます。
よく見ると、当時のエースの子が来てくれてました。やっとキャッチャーからは開放です。一昨日、昨日とヒイヒイいいながら捕ってたんでホッ。
早速、遠投からピッチングに入ってフォームを確認し、チームの現状や教えてもらってることなどのヒアリングをし、ピッチングの原理原則を少し話しつつ微調整をしました。
そして最後に、私から贈れる最後の贈り物として、必殺のセカンドけん制を教えて3日間の調整を無事怪我無く終えることができました。
久しぶりの東中、2年ぶりくらいだったと思いますが、変わらないなぁ・・・と思いたいところでしたが、ボールは散乱しているわ、ゴミは散らかり放題、ブルペンは荒れるに任せててただ投げるだけの場所、ベースは出しっぱなしで草は伸び放題、マウンドは砂が飛散してしまっててプレートがむき出し、トンボは数本しかなくブラシは毛がないのばかり。一回戦で負けた理由がよくわかりました。いくらいいメンバー揃えても勝てないはずだこりゃ。日頃どんな野球しているか、これほどわかりやすいほどわかるグラウンドはなかったです。指導者いなくなったんだろうか???
怨嗟の声が出てるのはちょくちょく耳にしていましたが、これは・・・という感じでした。あらら。
見かねた教え子がボールとゴミを拾い集めてました。
これは以前に違う教え子たちとここで練習したときも、彼らは同じ行動をとったのですが、アタリマエではあるのですけれども、意外と難しいアタリマエの行動をちゃんと取れるということに、彼らの人生に少なからず携わった人間として誇りに思います。
倅には常々、目の前のゴミを知らん振りする人間になるなと言ってます。今はそこそこ出来ているとは思いますが、これが大きくなっても誰に指示されることなくアタリマエにアタリマエな行動を取れる人間になって欲しいと願う次第です。
今回がバタフライ3回目でして、どんなもんかと思い見てみましたら、ぎこちないですがもう25mを泳げるようになっていました。そんなものなのかも知れませんが、私はズブの素人ですからスゴイやっちゃなぁと親バカ。
水泳は全くの門外漢なので、楽しんで見れます。親子らしくていい感じです(笑)
野球だと師弟みたいな感じになっちゃいますから・・・。
スイマーとしての倅は、馬に例えると、古いですがメジロマックイーンです。一瞬の切れ味はありませんが、スタミナが豊富でジリジリ伸びてゆく泳ぎは、どうみてもステイヤー。
もし水泳選手になったら、華のある短距離競技でなく地味にキツイ中長距離が専門になるんじゃないかなぁ。
12級から始まって4年がかりで現在3級。今やってる3級のバタフライをクリアしたら、あとは自由形100mの2級、最後が自由形200mの1級です。あと二つ、これまで長かったような短かったような。
ここまでやってきましたんで、1級をクリアしたらマックイーンを選手コースに入れたいのですが、本人にはその気はなく、さっと1級をクリアしてとっとと野球に打ち込みたいみたい。
とはいえ、シナジー効果ってやつでしょうか、ここんところ、野球と水泳が歩調を合わせるように伸びてきた感がありますから、なるだけ両立して続けたいと思っています。
修正前後です。修正前はある程度手を入れた状態です。最初はもっと酷くって、突っ込んでバットが出てこず酷いアッパーでした。しかも、本人はダウンに振ってるつもりという・・・。
多くを修正する時間がありませんから、とりあえず応急処置です。
自分なりに悪くなった原因と思われること挙げてみろと聞きますと、誰に言われたか知りませんが(流石に指導者はそんなこと言わないでしょうからねぇ)、右足の前にミートポイントを置きなさい、というトンデモナイことを言われたらしく、それをやろうとしたもんだから、それでおかしくなったようです。また、打つときに目とボールの距離を近くするよう言われたとのこと・・・論外です。甥っ子は開く癖がありますから、ミートポイントだけを寄せても崩すだけなのです。
この右足の前ミートは、元ホークスのコーチだった金森氏が井口や城島に教えていたことですが、この理論を体現できるのはプロでも一流と呼ばれる選手だけです。この時期、若手が全く伸びなかったのはその証左といえます。その後、現バッティングコーチの新井氏が復帰して全否定となりました。
甥っ子が教えられた根本は、引き付けて打てということだろうと思いますが、教える側がちゃんとした知識がないためにトンデモナイ理論になっちゃって甥っ子はその犠牲となったようです。
ですから、引き付けとは何ぞや?溜めとは?呼び込むとは?正しいミートポイントとは?ということを諄々と説き、机を使ったティーバッティングをしてスイングプレーンを修正し、置きティーでミートポイントを確認させ、最後に私がトスしてティーバッティングをしてスイングを整えました。
治したい所は満載ですが、時間がありません。しかし、とりあえず打てるようにはなると思います。
今日、部活で打ってみた感じはどうだった?と聞きましたら、打球が変わった、スイングのミートゾーンが広がったと言っておりました。これで失いかけてた自信を取り戻してくれれば。
とはいえ、こういった応急処置は早ければ1日2日、長くても1~2週間くらいしか持続効果はありません。最後の大会まで持ってくれることを願うばかりです。
試合におけるバットは、普段は自前の木製を使っていて、たまにこれまた自前の金属を使っています。チームのバットを使うことはほとんどありません。
木製を使う理由は、安価でバットの長さが段階的にあるために成長に応じて買い換えやすいからです。また、金属はどれもこれも太すぎますね。なかなかいいバットが見当たらないということもあります。
最近では学童でもビヨンドがありますが、ああいう度を越えたバットは大人が草野球で使うもので、これから伸びてゆく学童が使うべきものではありません。当てただけでも飛ぶので勘違いの元となりますし、守ってる方にしても弱いスイングなのに球が伸びてきたりしますから、一歩目が出にくくなり守備が下手になります。
結果がよければ全てヨシ的な節操のないバットは、教育的にも百害あって一利なし。最近では中学でも使わないところが増えてきてるようです。子供が道具に頼っちゃダメです。
脱線しちゃいましたが、昨日出してもらった公式戦で倅は、人の金属を使ったりして木製は一度も使いませんでした。本人は自覚してなかったようですが、イマイチ振りが鈍かったので、試合後なんで木製使わなかったの?と聞きますと、
「公式戦はJSBBのマークがついてるバットじゃないと使ったらダメって皆がいうから。」
て言うんです。確かに木製バットにはJSBBの文字が入っていません。
使っちゃいけないわけがないのですが、確たる論拠がなかったので、使えるはずだよと話すに止まりました。
帰宅後、規則を見てみますと、
=全日本軟式野球連盟規程細則=
3 バットは、公認野球規則で規定されるもののほか、次による。
a 一本の木材で作った木製バットのほか、竹片、木片などの接合バットであること。木製については公認制度を適用しない。
s 金属・ハイコン(複合)バットはJ・S・B・Bのマークをつけた公認のものに限る。また、色の制限はないが単色以外の場合は連盟の承認を必要とする。
d バットの使用区分は、次による。
ア少年用と表示されているものは、C号及びD号ボールに使用
イ一般用と表示されているものは、A号、B号及びC号ボールに使用
金属はダメですが木製バットについては、JSBBの文字が入っていなくとも使用可能なんですね。極端な話、サイズが規則に則っていれば、自分で作ったやつでも使用可能なわけです。
竹バットも公式戦で使えるんですねぇ。また、大人用のバットも学童で使えるんですね、これは新たな発見でした。
かなりの人混みが予想されたのですが、蓋を開けてみればそれほどでもありませんでした。ただ、昔高知キャンプに行ったことがあるのですが、昔に比べると客入りは雲泥の差でした。昔は工藤投手(現横浜)とか普通に歩いていましたもん。顯臣は当時ルーキーだった山村投手とツーショットで写真撮ってもらいましたからね。今では考えられません。
私のこのキャンプにおける一番の目的は、アップでした。
このアップを指導しているのは、ナンバ走りでおなじみの高野進氏の会社なのです。
いざ見てみると、だいたい本なんかで読んで知っている内容でしたが、これ以上ない集中力で見学してきました。小学生に使えないものかと目論んでいたのですが、ナンバはちょっと難しいですねぇ。
ただ、エッセンスは使えるというのがいくつかあったので、収穫はありました。特に、「最初の三歩は頭を下げる」と指導されていたのは、守備にも使えるなぁと。
フリーバッティングのネットの設置風景です。
打席は三箇所。一番右がマシンで、あとはバッピが放っています。
ルーキーの大場投手が登板し松中選手に放ったらしいですが、残念ながら見逃してしまいました。
1時間以上みてたのですが、遠くに飛ばす選手がいなくって寂しかったです。小久保・松中・城島・井口選手ら大物打ちが沢山いたころを見てきただけにね。あの頃の打撃練習とこの日見た打撃練習は、やってる内容もちょっと違いました。今は落ちたなぁという感じです。
新井コーチと元ヤクルト監督の若松氏が若手の福田選手を指導。
ツイストを教えていました。後ろ足の使い方を何度も身振り手振りで指導されていましたが、う~ん、難しい。
柴原選手のロングティー。簡単にスタンドに放り込んでいました。
ファームで試合後によくやるんですが、スタンドに届くのは稀。いかに一軍選手が凄いかががわかりました。
この後、隣接する二軍の練習場に行くとルーキー二人がバッティング練習中。
一人目は帝京高校から入ってきた中村選手。まだ荒いですが、結構やれそうな感じ。ただ、手袋やリストバンドやレガースなどすべて赤で統一されており、結構派手。こういう面に気合の入ったルーキーが伸びた例を知らないので、不安な感じはしました。
もう一人は桜井高校から入ってきた藤井選手。打撃も守備も全然。死ぬほど努力しないと、一軍に上がらぬまま・・・となるのは間違いないです。
最後にサブグラウンドに移動して守備を見ました。
一言、本多は上手い。
全体練習が終わり個人練習へ。私の一番好きな時間です。
さぁこれから・・・と思ったところで集合時間。残念ながら帰りの時刻です。ああ・・・。
さて、顯臣がチラッともしませんが、彼は一日中、
こんなところで出待ちしてました。何しに来たんだか・・・。
(後輩が大場投手からサインをもらったとかで、とても悔しがっていました。)
こういうのは一人で見に行くもんだと改めて思いました。
仕事を休んで見に行ってきました。
兄妹と順位で賭けをしておりますが、二人とも練習ではノルマをクリアしているようなので、順調にいけば二人とも賭けに勝つことになります。
まず1年生女子の部で妹の知夏が出場。
昨日の練習ではなんと9位だったとのことで、賭けの勝ちは確定かとおもいきや、スタートで大幅に出遅れ後方集団。結局、これを挽回できずに37番。賭けに負けてかなりガックシしてました。両親とジジババまで見に来ていてちょっと緊張しましたかねぇ。
そして顯臣、昨日が14位だったとのことですが、妹の結果もあり、終わってみれば昨年と変わらなかったりして・・・なんて嫁と話していたのですが、2周学校の回りを走るのですが、スタートは真ん中くらい、1周まわった時点では12番手、そして、2周目帰ってきたらなんと一桁台まで上げてきて、終わってみるとなんと8位!昨年39位の子がなんと31番もランクアップする大躍進。
昨年との違いは、「一生懸命走ってる」それが一番ですね。
これは、今年は野球部に入って鍛えてもらっている上、何よりも仲間が沢山できたことが大きいですね。その仲間たちと切磋琢磨していることで一生懸命になれてるんだと思います。
昨年までは順位などあまり気にしない彼でしたが、今年は何位だったとか誰より早いだとか誰に勝ちたいだとか、闘争心を若干見せるようになりました。
仲間って大事だなぁと思いました。