得意科目は、クラスでただ一人100点とかありましたけれども、苦手科目はみんな100点とってるのに、自分だけ6,70点とかいう感じでした。
私の一番苦手な科目は算数。
その算数を、努力して苦手克服するのではなく、他がいいからいいじゃんって放置する性格だったもので、この苦手は最後までどうにもなりませんでした。
終には、高校二年でしたか、全国模試で一桁とりましたからねぇ・・・順位じゃなく点数をば。
そんくらい算数は痴呆レベルであるにも拘わらず、今では数字を扱う仕事してるんですから、人生わからんもんです。
当然私は文系だったのですが、コンプレックスとまではいきませんけれども理系ってのに憧憬がありましてね、倅は理系にしたいなぁと思ってこれまで算数に力を入れてきました。
小学校一年からほぼ毎朝、百ます計算をさせてきましたが、今のところ算数は得意科目のようです。
定期的に受けさせている塾のテストでも、全国レベルで偏差値が50以上ありますから、このまま進んでくれればね。
そんな具合ですから、算数のレベルはもう私を抜いています。
なのに、倅の野郎はたまに私に算数を聞いてきます。
一応、大人ですから、これまで呻吟しながらもなんとか答えていたのですが、5年の最後の方となると、もう私の手に負えるレベルじゃなくなってまして、こないだ聞いてきたのは、
こんなん。
網掛けの面積を求めよ、だって・・・。
しらんがな!
解る人には簡単なのでしょう、塾の講師やってる友人に聞いたら、なんでこんなのが解らんのかといわれたんですが、消防団でこの質問を出したら、十数人いて解ったのはたったの一人でした。
うちの消防団はインテリが多く、国立大学出なんかが数名いるんですけれどもねぇ。
ちなみに、正解を出したのは、教育大学出身者でした。さすが。
(ただ、「かなぁ?」と、自信なさげでしたが)
この答え・・・もう忘れました。
私は本質を理解できないとダメな性質なんですが、これの答えの出し方は、「理屈ぬきにこういうときはこう解くんだ」みたいな、本質を理解できないものだったんで、すぐに忘れちゃいました。
こういうのは、9割9分の人が大人になっても役に立ちませんけれども、それはそれでいい。
ただ、こんな荒唐無稽でもいいから、もっと理解できて興味が沸くような設問をしてほしいですね。
こんな問題解いて誰が喜ぶんやろ。
これを毎日解かされるのは、私にしてみれば拷問と一緒です。
これに耐えれる理系の頭脳はスゴイです。
だからあれか、理系は変わりモンが多いのか!
(理系の人、冗談ですよ)
三角形の面積=底辺×高さ÷2、網掛けの四角の右上と左下を結ぶ線で四角形を二つの三角形に分ける。
高さは底辺から頂点に向かって直角に測った距離。底辺の上に無いときは、底辺を延長して高さを計る。
高さの定義を理解していればなんでもない問題。解けない人は、高さと言う言葉は知っていても、意味を理解していないってこと。
左下と右上の点を結ぶ線を引いて、網掛けの部分を二つの三角形にすればいいんですね。
そうすりゃあとは底辺x高さ÷2で出ますね。
数学ってパズルみたいなもんだと考えればいいのだと思います。
沢山の公式を覚えた上で、あとはそれをどう組み合わせるかという学問なんだと思います。
これはあらゆる学問の真理であって、数学を勉強するってことは、そういう組み合わせの方法の訓練なんだと思います。
ついでに下の教える方についてもレス。
子どもの教育には、基本的なやり方を教えてあとは機会を与えるのがいいのだと思います。
学力とは組み合わせだと思いますから、組み合わせの元となる基本的なものは教えるべきだと思います。
そして小学生中学生は義務教育であり基礎教育であるのでやはりまずは徹底的に教えるべきなんだと思います。
あとは高校、大学で自分で考えて動くことを教えればいいのではないかと思っています。
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