わが子を野球へと導いてゆく一部始終
倅たちのチームが毎年最終目標としている今年最後のトーナメント大会。
この大会、今年で31回を数えますが、倅のチームはこれまで4度優勝しています。
がしかし、久しく優勝はなく、直近の優勝は14年も前。
聞くところによると、最後の優勝以降、チームは低迷の一途を辿り、連盟のお荷物と言われるほどにまで落ちぶれたんだそうです。
そして6年前、現監督が就任してチームを建て直し、就任一年目以来となるこの決勝の場に戻って来ました。
倅が入部してからこれで4年、このチームを見てきましたが、間違いなく今年が一番強い。
奴らなら行ける・・・はず(笑)
決勝の相手は連盟内のチーム。
このチームとは今年、大会や練習試合などで4試合やってますが、4つとも勝ってます。
ですから一見、相手としては楽に見えますが、強豪を相次いで破って勝ち上がってきてます。
それも、ここが上がってきたらイヤだなぁと思ってたところを全部破って来てるので、その勢いたるや相当なものだと思われます。
また、相手は今度こそやっつけてやると意気込んで来るはず。
この試合が一番難しい試合になるでしょう。
この大会、今年で31回を数えますが、倅のチームはこれまで4度優勝しています。
がしかし、久しく優勝はなく、直近の優勝は14年も前。
聞くところによると、最後の優勝以降、チームは低迷の一途を辿り、連盟のお荷物と言われるほどにまで落ちぶれたんだそうです。
そして6年前、現監督が就任してチームを建て直し、就任一年目以来となるこの決勝の場に戻って来ました。
倅が入部してからこれで4年、このチームを見てきましたが、間違いなく今年が一番強い。
奴らなら行ける・・・はず(笑)
決勝の相手は連盟内のチーム。
このチームとは今年、大会や練習試合などで4試合やってますが、4つとも勝ってます。
ですから一見、相手としては楽に見えますが、強豪を相次いで破って勝ち上がってきてます。
それも、ここが上がってきたらイヤだなぁと思ってたところを全部破って来てるので、その勢いたるや相当なものだと思われます。
また、相手は今度こそやっつけてやると意気込んで来るはず。
この試合が一番難しい試合になるでしょう。
倅のチームの先攻で始まったこの試合。
2回の攻撃、四球と送りバントなどで2死3塁とすると、7番がレフト前に先制タイムリー。
盗塁を決めて2死2塁とすると8番がライト前に打ち返します。
2点目だっ!と喜んだのも束の間、2走のスタートが遅れてて、ホーム手前で楽々タッチアウト。
2死ですから、ガチンゴーなのですが、打球を見てしまって・・・。
続く3回、この回先頭の9番がレフト前にヒット。
送って1死2塁から3盗を仕掛けるも、走者がスタートが明らかに遅れたにもかかわらずスタートを切ってしまい、これまた楽々アウト・・・。
うう・・・嫌な流れです。
常日頃から走塁は口煩く指導してるんですが、ここで流れを変えてしまいかねない重大なミスを連発してしまいます。
やっぱ、決勝のプレッシャーなのかなぁ・・・。
観衆が二,三百人はいましたし、無理もないかな。
一方、先発のマウンドには技巧派。
先発二本柱の一角であるこの子は、10月に入ってフォームを崩し、ボールが全然行かなくなってしまってまして、この大会、緒戦にチョコッと投げさせて見ましたが、緊張もあったのでしょうけれども全然ダメで、それっきり投げさせてません。
がしかし、1試合目で本格派が8イニングを投げてるため、決勝は技巧派で行こうと監督の決断。
緒戦以降、フォーム修正に取り組んではいたのですが、まだ7,8割くらいという状態。
ただ、この子は逆境に動じない度胸があって、4年生から数々の修羅場を潜り抜けてきてますから、それが出てくれれば。
予定は、3イニング。
展開にもよりますが、4回から本格派で行く予定。
何とか3回、持ってくれ!
初回、2死からヒットと四球で2死1・2塁としますが、5番の子をサードフライに討ち取ります。
球は相変わらず来てなくって、かなりヤバかったのですけれども、なんとか乗り切りました。
相手の勢いが怖かったのですが、強豪を打ち負かしてちょっと達成感があるのかな、といった印象。
勢いはあるにはありましたが、残滓って感じ。
(それはうちも同じなんですが)
直後に先制点をもらい、気持ちが楽になったのか、ここからいつもの技巧派に戻りまして、緩急自在で予定の3回を無失点で乗り切ります。
さてここからが問題。
一応、予定のイニングを投げきった訳ですが、うちの攻撃陣がミスを連発して流れが悪い。
技巧派の調子は悪くはありませんし、こういうときに投手を替えるのは賭けです。
ですから、監督と相談してもうチョット続投させることに。
すると技巧派は期待に応えて4・5回を3人ずつで片付けます。
相手の勢いを完全に断って、三塁を踏ませません。
追加点が欲しいところですが、流れを失った攻撃陣はランナーこそ出しますが、ホームが遠い。
2回か3回にもう1点とっとけばこういった展開にはなってないのですが、あのミスは痛かった・・・。
そして6回の守り、相手が1番から始まるということで、満を持して本格派にスイッチ。
4回でしたか、4・5・6番を簡単に3人で片付けてはいたのですが、合った感じのライナー気味のレフトフライを2本打たれてます。
技巧派の余力は充分ありましたが、仮にこの回一人でも出せばその3人に回ってしまうので、ピンチを未然に防ぐべく、球威でねじ伏せられる本格派にスイッチ。
1試合目調子の悪かった本格派、この試合もあまり良くはありませんでしたが、バックの守りにも助けられて6回を三者凡退。
そして1-0のまま最終回の守り。
控えの子どもたちの校歌を背に各選手は守備位置へ。
これ、コーチになったときからずっとやろうと決めてたんです。
最後の大会の優勝をかけた最終回の守りにつくとき、控えの子らに校歌を歌わせて送り出そうと。
まさか本当にそれが叶おうとは・・・感慨もひとしおです。
ただ、控えの選手たちは元気よく校歌を唄ってくれたんですけれども、まさかの2番まで熱唱してくれたもんで最後がイニングの始まりと重なってしまい、ちょっとグダグダになりましたが(笑)
最後の守り、相手は4番からでしたが、本格派が最後の力を振り絞り4・5番を連続三振に討ち取ります。
優勝まであと一人。
そこで監督がタイムをとってマウンドへ。
何をするのかと思いきや、再び技巧派をマウンドに上げます。
最後は技巧派でと、監督心に決めてたみたいです。
今年は4度優勝してますが、優勝投手は全て本格派。
おいしいところはすべて持って行ってましたからねぇ。
技巧派はキャプテンですし、一年間ありがとうというメッセージも込められてたんじゃないでしょうか。
再びマウンドに上がった技巧派。
普通ならボールが手につかなくてもおかしくない場面ですが、投球練習を見てますといつもどおり。
この辺が彼の彼たるゆえんですねぇ。
1ボールからの2球目。
インローの球を打たせてサードへゴロ。
倅がこれをガッチリ掴んで一塁送球し3アウト。
この瞬間、14年ぶりの優勝が決まりました!
前の試合で劇的な勝ち方をしてましたから、この試合で感極まる子はいなかったように思いますが、皆、笑顔で一杯でした。
よかったねぇ・・・。
ホッとしたというのが正直な気持ちです。
試合後、表彰式がありましたが、浮かれることなく最後までビシッとしてた子どもたち。
その規律の取れた態度は他所とは明らかに違ってて、優勝チームに相応しいものでした。
これが一番うれしかったですねぇ。
閉会式終了後、子どもたちは新聞社からインタビューを受けてました。
そういや、新聞社主催の大会だったっけ。
明日の毎日新聞に載るそうです。
今はなんだか上の空状態でしょうから、うれしいには違いありませんが、それほど実感はないと思います。
でも明日、新聞の記事を見て、実感することでしょう。
俺たちは優勝したんだと。
2回の攻撃、四球と送りバントなどで2死3塁とすると、7番がレフト前に先制タイムリー。
盗塁を決めて2死2塁とすると8番がライト前に打ち返します。
2点目だっ!と喜んだのも束の間、2走のスタートが遅れてて、ホーム手前で楽々タッチアウト。
2死ですから、ガチンゴーなのですが、打球を見てしまって・・・。
続く3回、この回先頭の9番がレフト前にヒット。
送って1死2塁から3盗を仕掛けるも、走者がスタートが明らかに遅れたにもかかわらずスタートを切ってしまい、これまた楽々アウト・・・。
うう・・・嫌な流れです。
常日頃から走塁は口煩く指導してるんですが、ここで流れを変えてしまいかねない重大なミスを連発してしまいます。
やっぱ、決勝のプレッシャーなのかなぁ・・・。
観衆が二,三百人はいましたし、無理もないかな。
一方、先発のマウンドには技巧派。
先発二本柱の一角であるこの子は、10月に入ってフォームを崩し、ボールが全然行かなくなってしまってまして、この大会、緒戦にチョコッと投げさせて見ましたが、緊張もあったのでしょうけれども全然ダメで、それっきり投げさせてません。
がしかし、1試合目で本格派が8イニングを投げてるため、決勝は技巧派で行こうと監督の決断。
緒戦以降、フォーム修正に取り組んではいたのですが、まだ7,8割くらいという状態。
ただ、この子は逆境に動じない度胸があって、4年生から数々の修羅場を潜り抜けてきてますから、それが出てくれれば。
予定は、3イニング。
展開にもよりますが、4回から本格派で行く予定。
何とか3回、持ってくれ!
初回、2死からヒットと四球で2死1・2塁としますが、5番の子をサードフライに討ち取ります。
球は相変わらず来てなくって、かなりヤバかったのですけれども、なんとか乗り切りました。
相手の勢いが怖かったのですが、強豪を打ち負かしてちょっと達成感があるのかな、といった印象。
勢いはあるにはありましたが、残滓って感じ。
(それはうちも同じなんですが)
直後に先制点をもらい、気持ちが楽になったのか、ここからいつもの技巧派に戻りまして、緩急自在で予定の3回を無失点で乗り切ります。
さてここからが問題。
一応、予定のイニングを投げきった訳ですが、うちの攻撃陣がミスを連発して流れが悪い。
技巧派の調子は悪くはありませんし、こういうときに投手を替えるのは賭けです。
ですから、監督と相談してもうチョット続投させることに。
すると技巧派は期待に応えて4・5回を3人ずつで片付けます。
相手の勢いを完全に断って、三塁を踏ませません。
追加点が欲しいところですが、流れを失った攻撃陣はランナーこそ出しますが、ホームが遠い。
2回か3回にもう1点とっとけばこういった展開にはなってないのですが、あのミスは痛かった・・・。
そして6回の守り、相手が1番から始まるということで、満を持して本格派にスイッチ。
4回でしたか、4・5・6番を簡単に3人で片付けてはいたのですが、合った感じのライナー気味のレフトフライを2本打たれてます。
技巧派の余力は充分ありましたが、仮にこの回一人でも出せばその3人に回ってしまうので、ピンチを未然に防ぐべく、球威でねじ伏せられる本格派にスイッチ。
1試合目調子の悪かった本格派、この試合もあまり良くはありませんでしたが、バックの守りにも助けられて6回を三者凡退。
そして1-0のまま最終回の守り。
控えの子どもたちの校歌を背に各選手は守備位置へ。
これ、コーチになったときからずっとやろうと決めてたんです。
最後の大会の優勝をかけた最終回の守りにつくとき、控えの子らに校歌を歌わせて送り出そうと。
まさか本当にそれが叶おうとは・・・感慨もひとしおです。
ただ、控えの選手たちは元気よく校歌を唄ってくれたんですけれども、まさかの2番まで熱唱してくれたもんで最後がイニングの始まりと重なってしまい、ちょっとグダグダになりましたが(笑)
最後の守り、相手は4番からでしたが、本格派が最後の力を振り絞り4・5番を連続三振に討ち取ります。
優勝まであと一人。
そこで監督がタイムをとってマウンドへ。
何をするのかと思いきや、再び技巧派をマウンドに上げます。
最後は技巧派でと、監督心に決めてたみたいです。
今年は4度優勝してますが、優勝投手は全て本格派。
おいしいところはすべて持って行ってましたからねぇ。
技巧派はキャプテンですし、一年間ありがとうというメッセージも込められてたんじゃないでしょうか。
再びマウンドに上がった技巧派。
普通ならボールが手につかなくてもおかしくない場面ですが、投球練習を見てますといつもどおり。
この辺が彼の彼たるゆえんですねぇ。
1ボールからの2球目。
インローの球を打たせてサードへゴロ。
倅がこれをガッチリ掴んで一塁送球し3アウト。
この瞬間、14年ぶりの優勝が決まりました!
前の試合で劇的な勝ち方をしてましたから、この試合で感極まる子はいなかったように思いますが、皆、笑顔で一杯でした。
よかったねぇ・・・。
ホッとしたというのが正直な気持ちです。
試合後、表彰式がありましたが、浮かれることなく最後までビシッとしてた子どもたち。
その規律の取れた態度は他所とは明らかに違ってて、優勝チームに相応しいものでした。
これが一番うれしかったですねぇ。
閉会式終了後、子どもたちは新聞社からインタビューを受けてました。
そういや、新聞社主催の大会だったっけ。
明日の毎日新聞に載るそうです。
今はなんだか上の空状態でしょうから、うれしいには違いありませんが、それほど実感はないと思います。
でも明日、新聞の記事を見て、実感することでしょう。
俺たちは優勝したんだと。
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