わが子を野球へと導いてゆく一部始終
最後の大会最終日。
チームの最終目標はこの大会で優勝することです。
がしかし、優勝からは14年間遠ざかってます。
この間、最終日に残ったのはわずか1回。
6年前でしたっけか、今の監督が監督一年目のときで、そんときは惜しくも準優勝だったそうです。
やっと巡って来たチャンス。
しっかりとモノにしたいものです。
チームの最終目標はこの大会で優勝することです。
がしかし、優勝からは14年間遠ざかってます。
この間、最終日に残ったのはわずか1回。
6年前でしたっけか、今の監督が監督一年目のときで、そんときは惜しくも準優勝だったそうです。
やっと巡って来たチャンス。
しっかりとモノにしたいものです。
相手は、夏に大会で対戦して5-1で勝ってるチーム。
しかし、そんとき相手はエースが投げて来ず、けが人もいたとのこと。
今回はエースが投げてくるようですし、けが人もいないようなので、違うチームと思った方がいい。
試合は、相手チームの先攻でプレイボール。
先発は本格派。
水曜日に試合で投げることって、たぶん今年初めてです。
試合は基本的に週末ですから、いつもそれに合わせて調整してるんですけれども、水曜日は試合後初めてボールを握る日です。
ですから、いつも水曜日は悪い。
一応、昨日軽めに投げさせてはいますが、試合前のピッチング練習は、やっぱり悪い。
これはちょっと怖いなぁと思いつつマウンドに送り出したのですが、やっぱり悪い。
だいたい立ち上がりはそれほど良くない子なんですが、いつも以上に悪くって、ゼロに抑えはしたものの、珍しく初回に四球を出しました。
先行不安です。
裏の攻撃、いきなり1・2番が連続三振に斬って取られます。
球速はそれほどありませんが、緩急を自在に操ってきます。
3番の倅と4番がよく見て四球を選んで2死ながら1・2塁としますが、5番がサードゴロ。
本格派の調子が今ひとつなだけに先制したいところでしたが、残念。
この後、攻撃陣は投手にねじ伏せられてゼロ行進。
試合前の練習で皆、振りが悪かったので、今日は打てないだろうなとは予想してましたが(日曜日は練習から皆すごく振れてた)、7回を僅か1安打に封じ込められてしまいます。
緊張してる感じはありませんでしたが、二日空いて勢いが萎んだ感じですねぇ。
一方、調子今ひとつな本格派は、相変わらず今ひとつ。
3回は四球などで2死満塁とされて4番、4回は2死3塁で俊足の左打者、6回は先頭を出して無死1塁と、いつ点を取られてもおかしくない場面を何度も迎えましたが、3回は本格派が力で押してキャッチャーフライ。4回は左打者に三塁線に絶妙のセフティーを決められますが、倅が素早く処理して間一髪アウト。6回は若干弱い当たりのサードゴロを倅が迷わず二塁に送球して5-4-3のダブルプレーと、持ち前の守りで先制を許しません。
端から見ると、うちが押されっ放しに見えたみたいですが、しかしベンチにいる私はそういった感じは受けませんでした。
うちの投手はそう簡単に崩れませんし、守りは崩れないという自信がありましたからね。
試合途中、トイレに行ったとき、応援に来てくれてた来賓から、
「押されよるなぁ。」
って声をかけられたんですが、
「いや、うちの流れですよ。」
このとき、私はシメシメと思ってました。
こういう展開は得てして、ホームランとか、エラーとかでうちにポロッと点が入って勝てるものです。
がしかし、案に相違して点が入らず・・・。
結局、7回まで両チーム決め手に欠けてタイブレイクへ。
相手は1番からで、うちは6番から。
相手は1・3・4が得点源ですから、打順的には相手が有利です。
マウンドは依然本格派。
相変わらず不調ですが、なんとか堪えてます。
特別延長戦の8回表、1死満塁打者1番でスタート。
なんとなく取りに行った感じの初球を、ものの見事に打たれてレフト前で1失点。
調子が悪いながらも、これまで殆ど芯で捉えられてなかったのに、ここにきて完璧に打たれちゃいました・・・下手すれば大量失点になりそうな予感。
依然1死満塁で打者2番。
2ストライクから三塁線に強い当たり。
これを倅がキャッチして本塁送球で2アウト。
打球が三塁線だったので、3塁ランナー越しの本塁送球という意外と難しいプレーでしたが、上手いこと投げました。
しかぁし!
続く3番の子に2-3から四球を与えてしまってもう1点与えてしまいます。
苦手なのか、この試合、この子にはなかなかストライクが入らず、この子一人に3つ目です・・・。
更に打者は4番。
相手的には2点とってチョット安心したところ。
打者も気楽に打てるので相当怖かったのですが、本格派が踏ん張ってこれをセカンドフライに仕留めてなんとか2点で切り抜けます。
うちの攻撃は6番から。
2点差がありますけれども監督は「スクイズで行こう」との判断。
それに備えて、ベースへ向かうランナー達に細々とした指示を与えます。
そして運命の8回裏。
相手は前進守備でなく、定位置にシフトをとってきました。
前進守備だと同点の走者であるセカンドランナーがフリーになっちゃうんで、それを嫌がったのでしょう。
この回の先頭の6番の子は、打力はそこそこながらいろんなことが出来る子です。
ですから、いつもなら仕掛けていくところで、現に今日も仕掛ける方向でいたのですが、守備隊形を見て変更。
この子は打球が低い傾向にあるし、足もそこそこあるのでゲッツーはない。
ならば何もスクイズでアウトを一つ献上するよりは、打たせようということで強攻策に。
これが見事に的中、1-0からレフト前を放ち2者が生還して同点。
外野も下がってたために2走も還れました。
地元ということもあって会場はこれまでにないくらい大盛り上がり。
押せ押せの雰囲気の中、尚も1死1.2塁。
ここで監督が一言、
「攻めるよ」
出したサインは盗塁。
「マジで!?」
私は思わず声を出してしまいました。
すると監督、
「大丈夫、今年はこの戦い方でやってきたんだから、これで行くよ。」
1-1からの3球目、セカンドランナーがスタートを切って間一髪セーフ。
すげぇ・・・。
私もイケイケ野球なんですが、この場面で盗塁はよう出しきらんです。
これで1死2・3塁。
3走が還ればサヨナラです。
しかしながら盗塁の球はストライクで、カウント2-1。
7番の子は、一発長打はあるけれども確実性に欠ける子なので、ここはスクイズかと思いきや、監督打てのサイン。ランナーにはゴロゴー。
すると7番はショートへボテボテのゴロ。
サードランナーは転がったのを見て本塁突入。
ショートはすかさずホームへ送球しますが、サードランナーが見事なスライディングでタッチを掻い潜ってホームイン。
サヨナラ勝ちです。
この瞬間、6年ぶりの決勝進出が決まりました。
最後の瞬間、この日は数百人の観衆がいたのですが、それはそれは物凄い盛り上がりでした。
うちの子の何人かは、感極まって泣いてましたもん。
この試合、采配と守備の勝利でした。
あの土壇場でのあの決断はなかなか難しいものです。
監督の勇気が勝利をもたらしました。まさに采配勝ち。
また、倅のチームはもともとが守りのチームなので、打てなくても大丈夫。
ピンチを何度迎えても、落ち着いて本領をしっかりと発揮できました。
特に、手前味噌ながら倅の守備がモノ凄く大きかったです。
4回の2死3塁からやられたセフティーは、2死とはいえランナー3塁ですから、サードはあまりベースから離れることができません。
打球は、3塁線に勢いを殺したもの。普通ならば、投手が捕って一塁セーフというものだったのですが、気づいたら倅がそこにいて、今まで見たこともないくらい素早い処理をして殺してくれました。
結構早い段階でバントを察知してダッシュしてたんでしょうね、見事でした。
それと、6回のゲッツーも。
サード正面ながらの若干緩い当たりでしたし、同点という場面だったんで、普通ならセカンド送球を躊躇うところですが、倅は迷わずセカンドにストライク送球。
あそこは終盤に先頭をヒットで出してしまうという、相手にとっては絶好のチャンスだったのですが、あのプレーで相手を意気消沈させました。少年野球でゲッツーなんて滅多にやられるもんじゃないですからねぇ。
エキストラの場面もそう。
今までの倅だったら悪送球してもおかしくない場面でしたが、あれも素早くホームにストライク送球しました。
いつもヘタクソと私に罵倒されてる倅ですけれども、この試合ばかりは随分助けてもらいました。いいサードでした。
打つ方は2タコとからっきしでしたが、守備でホームラン数本分の活躍を見せてくれたんで、言うことナシです。
さて、準決勝を劇的な勝ち方で制し、いよいよ決勝。
ここまで来たら、行くしかないでしょう!
しかし、そんとき相手はエースが投げて来ず、けが人もいたとのこと。
今回はエースが投げてくるようですし、けが人もいないようなので、違うチームと思った方がいい。
試合は、相手チームの先攻でプレイボール。
先発は本格派。
水曜日に試合で投げることって、たぶん今年初めてです。
試合は基本的に週末ですから、いつもそれに合わせて調整してるんですけれども、水曜日は試合後初めてボールを握る日です。
ですから、いつも水曜日は悪い。
一応、昨日軽めに投げさせてはいますが、試合前のピッチング練習は、やっぱり悪い。
これはちょっと怖いなぁと思いつつマウンドに送り出したのですが、やっぱり悪い。
だいたい立ち上がりはそれほど良くない子なんですが、いつも以上に悪くって、ゼロに抑えはしたものの、珍しく初回に四球を出しました。
先行不安です。
裏の攻撃、いきなり1・2番が連続三振に斬って取られます。
球速はそれほどありませんが、緩急を自在に操ってきます。
3番の倅と4番がよく見て四球を選んで2死ながら1・2塁としますが、5番がサードゴロ。
本格派の調子が今ひとつなだけに先制したいところでしたが、残念。
この後、攻撃陣は投手にねじ伏せられてゼロ行進。
試合前の練習で皆、振りが悪かったので、今日は打てないだろうなとは予想してましたが(日曜日は練習から皆すごく振れてた)、7回を僅か1安打に封じ込められてしまいます。
緊張してる感じはありませんでしたが、二日空いて勢いが萎んだ感じですねぇ。
一方、調子今ひとつな本格派は、相変わらず今ひとつ。
3回は四球などで2死満塁とされて4番、4回は2死3塁で俊足の左打者、6回は先頭を出して無死1塁と、いつ点を取られてもおかしくない場面を何度も迎えましたが、3回は本格派が力で押してキャッチャーフライ。4回は左打者に三塁線に絶妙のセフティーを決められますが、倅が素早く処理して間一髪アウト。6回は若干弱い当たりのサードゴロを倅が迷わず二塁に送球して5-4-3のダブルプレーと、持ち前の守りで先制を許しません。
端から見ると、うちが押されっ放しに見えたみたいですが、しかしベンチにいる私はそういった感じは受けませんでした。
うちの投手はそう簡単に崩れませんし、守りは崩れないという自信がありましたからね。
試合途中、トイレに行ったとき、応援に来てくれてた来賓から、
「押されよるなぁ。」
って声をかけられたんですが、
「いや、うちの流れですよ。」
このとき、私はシメシメと思ってました。
こういう展開は得てして、ホームランとか、エラーとかでうちにポロッと点が入って勝てるものです。
がしかし、案に相違して点が入らず・・・。
結局、7回まで両チーム決め手に欠けてタイブレイクへ。
相手は1番からで、うちは6番から。
相手は1・3・4が得点源ですから、打順的には相手が有利です。
マウンドは依然本格派。
相変わらず不調ですが、なんとか堪えてます。
特別延長戦の8回表、1死満塁打者1番でスタート。
なんとなく取りに行った感じの初球を、ものの見事に打たれてレフト前で1失点。
調子が悪いながらも、これまで殆ど芯で捉えられてなかったのに、ここにきて完璧に打たれちゃいました・・・下手すれば大量失点になりそうな予感。
依然1死満塁で打者2番。
2ストライクから三塁線に強い当たり。
これを倅がキャッチして本塁送球で2アウト。
打球が三塁線だったので、3塁ランナー越しの本塁送球という意外と難しいプレーでしたが、上手いこと投げました。
しかぁし!
続く3番の子に2-3から四球を与えてしまってもう1点与えてしまいます。
苦手なのか、この試合、この子にはなかなかストライクが入らず、この子一人に3つ目です・・・。
更に打者は4番。
相手的には2点とってチョット安心したところ。
打者も気楽に打てるので相当怖かったのですが、本格派が踏ん張ってこれをセカンドフライに仕留めてなんとか2点で切り抜けます。
うちの攻撃は6番から。
2点差がありますけれども監督は「スクイズで行こう」との判断。
それに備えて、ベースへ向かうランナー達に細々とした指示を与えます。
そして運命の8回裏。
相手は前進守備でなく、定位置にシフトをとってきました。
前進守備だと同点の走者であるセカンドランナーがフリーになっちゃうんで、それを嫌がったのでしょう。
この回の先頭の6番の子は、打力はそこそこながらいろんなことが出来る子です。
ですから、いつもなら仕掛けていくところで、現に今日も仕掛ける方向でいたのですが、守備隊形を見て変更。
この子は打球が低い傾向にあるし、足もそこそこあるのでゲッツーはない。
ならば何もスクイズでアウトを一つ献上するよりは、打たせようということで強攻策に。
これが見事に的中、1-0からレフト前を放ち2者が生還して同点。
外野も下がってたために2走も還れました。
地元ということもあって会場はこれまでにないくらい大盛り上がり。
押せ押せの雰囲気の中、尚も1死1.2塁。
ここで監督が一言、
「攻めるよ」
出したサインは盗塁。
「マジで!?」
私は思わず声を出してしまいました。
すると監督、
「大丈夫、今年はこの戦い方でやってきたんだから、これで行くよ。」
1-1からの3球目、セカンドランナーがスタートを切って間一髪セーフ。
すげぇ・・・。
私もイケイケ野球なんですが、この場面で盗塁はよう出しきらんです。
これで1死2・3塁。
3走が還ればサヨナラです。
しかしながら盗塁の球はストライクで、カウント2-1。
7番の子は、一発長打はあるけれども確実性に欠ける子なので、ここはスクイズかと思いきや、監督打てのサイン。ランナーにはゴロゴー。
すると7番はショートへボテボテのゴロ。
サードランナーは転がったのを見て本塁突入。
ショートはすかさずホームへ送球しますが、サードランナーが見事なスライディングでタッチを掻い潜ってホームイン。
サヨナラ勝ちです。
この瞬間、6年ぶりの決勝進出が決まりました。
最後の瞬間、この日は数百人の観衆がいたのですが、それはそれは物凄い盛り上がりでした。
うちの子の何人かは、感極まって泣いてましたもん。
この試合、采配と守備の勝利でした。
あの土壇場でのあの決断はなかなか難しいものです。
監督の勇気が勝利をもたらしました。まさに采配勝ち。
また、倅のチームはもともとが守りのチームなので、打てなくても大丈夫。
ピンチを何度迎えても、落ち着いて本領をしっかりと発揮できました。
特に、手前味噌ながら倅の守備がモノ凄く大きかったです。
4回の2死3塁からやられたセフティーは、2死とはいえランナー3塁ですから、サードはあまりベースから離れることができません。
打球は、3塁線に勢いを殺したもの。普通ならば、投手が捕って一塁セーフというものだったのですが、気づいたら倅がそこにいて、今まで見たこともないくらい素早い処理をして殺してくれました。
結構早い段階でバントを察知してダッシュしてたんでしょうね、見事でした。
それと、6回のゲッツーも。
サード正面ながらの若干緩い当たりでしたし、同点という場面だったんで、普通ならセカンド送球を躊躇うところですが、倅は迷わずセカンドにストライク送球。
あそこは終盤に先頭をヒットで出してしまうという、相手にとっては絶好のチャンスだったのですが、あのプレーで相手を意気消沈させました。少年野球でゲッツーなんて滅多にやられるもんじゃないですからねぇ。
エキストラの場面もそう。
今までの倅だったら悪送球してもおかしくない場面でしたが、あれも素早くホームにストライク送球しました。
いつもヘタクソと私に罵倒されてる倅ですけれども、この試合ばかりは随分助けてもらいました。いいサードでした。
打つ方は2タコとからっきしでしたが、守備でホームラン数本分の活躍を見せてくれたんで、言うことナシです。
さて、準決勝を劇的な勝ち方で制し、いよいよ決勝。
ここまで来たら、行くしかないでしょう!
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