これは、捕球姿勢やステップワークの練習でもありますが、バウンドにタイミングを合わせることを一番に考えて練習しています。すなわち、バウンドの直前と直後で捕るべく足を使ってタイミングを合わせるよう意識させています。
ちなみに、バウンドしてるボールがいちばん高いところで捕球するよう教えられることがありますけれども、これは間違いです。
ビデオを見ますと、捕球は小学生にしては良い方だと思います。ただ、スローイングがね、これは早急に手当てしなきゃならんと思います。
ここんとこ、投球フォームをまた崩しておりまして、今修正中なのですが、シーズン中はチームの練習でキャッチボールしますんでなかなか治らないんで困ってます。冬までに肘肩痛めなきゃいいですけども・・・。
最後のつもりでやるってことで臨んだ今シーズンでしたから、勝っても負けても後進に道を譲るんだろうとは思っていましたが、いざ辞めるって聞きますと、ファンとして多少の動揺はあります。
テレビの街頭インタビューでは、通りすがりの一般人が退任を聞かされて涙していました。私の知る限りでは、辞任して泣いてもらえる監督なんて見たことありません。
イチローはインタビューの中で、プロ野球界に尊敬する人はほとんどいないが、王監督は尊敬するって言っていましたけれども(あれはイチローを認めようとしない張本勲氏を暗に批判してるようにも、王貞治という人があれだけの功績を残しながら長嶋茂雄氏より評価が低いことへの反論にも、いろいろ含みがあるように聞こえましたが)、それは私なりにわかる気がします。
福岡は地元なんで王監督の媒体への露出は多く、その人柄を知る機会が多かったのでよくわかりますが、どうやったらあんな人になれるんだろうと思うくらいの人間性ですもんね。多くの人がそうだと思いますが、私の人生にあんな人は一人もいません。そういった意味でイチローが羨ましくてしょうがないです。
ホークスの選手たちはおろか、あのイチローをも尊敬させるカリスマ性を持ち、ホークスのみならず日本球界を引っ張ってきました。王監督は、恐らく日本プロ野球界最後のカリスマ型の名将だろうと私は思います。
14年もの長きに亘りホークスを引っ張ってこられたわけですが、こんな長く監督できる人材って、もう出てこないでしょうねぇ。
倅は、この王監督に辞任報道に接して、王監督が辞めるってよぉ・・・って、落ち込んだ表情で私に教えてくれました。倅が生まれる以前からホークスの監督やってるんで、倅にとってホークスの監督といえば王さんしかいないんですよね。それに、選手としての功績やその人となりを話しつつ、王さんみたいにホームラン沢山打てる選手になれよって言ったりしてたんで、幼いなりに尊敬してたみたいです。
体調悪いらしいからな、仕方ないよって言うと、切なげな表情を浮かべていました。
世界の王が福岡に14年もいてくれたってことに感謝です。
シンクロは、出来る子とそうでない子にハッキリ分かれる傾向にありますが、倅はもともとナチュラルな形でシンクロに近いことををやっていたんで、割りとすんなり踏む動作ができました。といっても、まだ似非ですが。
ただ、シンクロを仕掛けるタイミングが普通どおりやっていいのかどうかが分からないんですよねぇ。昔、少年野球の指導者の人からは、投手が着地するタイミングで仕掛けてるって聞いたことがあるんですが、いくら小学生の球が遅いからって、それじゃぁ遅すぎるような気がするんで、倅には普通の仕掛けを教えていますけれども、どうなんでしょうねぇ。
とりあえず、土曜日に試合がありそうですから、そこで実験です。
ヘッドが出てこないのが原因なのですが、昨日の試合も全然出てきていませんでした。
ちょうど、昨日はベンチに記録員として入っていまして、コーチと話す機会がありましたから、試合後そのことについて指導を仰ぎました。
倅に素振りをさせて、しばらく観察したコーチは、
「顕臣のいいところは、開かずにボールを呼び込んで思い切り叩けるところにあるのだけれども、今日は開いていましたね。素振りのスイングはそれほどでもありませんが、試合はかなり開いていました。あれだけ開くとヘッドは出にくいですね。ステップ足がかなり開いているので、開かないように出してみたらいいかも。」
と、しばらく指導をしてもらいました。
その中で、コーチの選手時代の開きにまつわるエピソードを聞いたりして、とても参考になりました。倅よりも私の方が勉強になったかも。
これまでは、家では構えとフィニッシュ、そして思い切り振ることでやってきて、技術的なことは言ってきませんでした。
今回、技術的なことを教えてもらってそれをやる義務が生じたので、とりあえず次にコーチがグラウンドに来られるであろう来週の日曜日まで、ステップ足を開く癖の修正に取り組むことにしました。
「打てるようになるにはどうしたらいいんですか?」
って聞かれることがあります。
こっちが教えてもらいたいくらいですが、一応こう答えます。
「ボールをよく見て思い切り振ることです。」
って。
チームの下級生を見ることがあるのですが、そのときも同じことをよく言ってます。それとよく言うのは、
「ストライクを打ちなさい。」
です。
こないだ私が指揮した試合で、面白いことがありました。
3試合やったのですが、最初の試合は「思い切りどんどん振っていきなさい。」と指示しました。
すると、ヒットは9本でしたが、四球は1つ2つくらいでした。早いカウントから積極的に打ってでたからです。結果は6-6の引き分け。
2試合目も同じ指示で、相手投手がストライクが入らないというのがあって、四球は多かったのですが、積極性が災いしてとんでもないボールを振って相手を助ける場面が多く、ランナーをよく出した割には点が入らず5点しかとれず5-2で勝ち。
3試合目は少し指示を変えて「ストライクを打ちなさい」と指示しましたところ、とんでもないボールを振ることが少なくなり、四球を10以上とって10-0で完勝しました。これは、四球が多かったからといってウエイティングだったわけではなく、安打はちゃんと10本出ました。
それぞれの試合で相手投手が違いますし、サンプル数が少ないので一概には言えないところではありますが、意識一つで結果が変わるという、とても興味深い結果が出て勉強になりました。
ストライクを打つ、基本ですよね。ストライクは打てる球だという意味であり、ボールは打てない球だという意味なのですからね。バッティングの極意は、単純ですが打てる球を打つことだと思います。
これを忠実にやっているのが倅です。
日曜日にバッティング練習をやっていまして、バッピをしてくれと言われてやったのですが、倅に投げるときはやたら球数が多くなるんです。奴はボールをなかなか振らないんです。
こっちは数日前に草野球で100球近く投げてて、まだ疲れが取れていない老体に鞭打って一生懸命投げているのに、ボール球には見向きもしない倅。きわどいボール球を平然と見逃すたびに軽くイラッとさせられました。これ以上の親不孝があるでしょうか(笑)
ボールは打たない、ストライクでも追い込まれるまでは打ちたくないコースは無理して打たない。積極的な消極性といいましょうか、ボールを選ぶことができつつあります。
ピッチングは最近結構見ているのですが、バッティングはそれこそ5月くらからマトモに見ていませんでした。しばらく放置して考えさせようと思っていたのですが、昨日連れて行ったバッティングセンターでも全然ダメだったので、ちょっと切欠を作ってあげようと思いまして。
ダメな原因は、二つ。一つはタイミングで、もう一つはミートポイントです。
今日はタイミングは置いておきまして、ミートポイントを再確認させるべく置きティーを使った練習をしてみました。
これまでは、ミートポイントを近くに置きすぎてて、詰まった当たりばっかりになっていました。
力のある子ならある程度詰まっても力で持ってゆくことができるのですが、倅は非力ですので、そういうゴマカシがききません。先を考えるとある意味いいことなんですがね。
練習なんかで打ってる姿を見て、自らどう修正してゆくかを黙って見ていたのですが、どんどん近くなっていってしまってて、益々オカシなことになっていました。
今までのミートポイントは、ステップした足よりもだいぶん捕手寄りに置いていました。意識してやってるわけではないんですが、ヘッドが出てくる前にミートするので差し込まれた感じになりますし、打球もレフト方向にしか飛びません。捕まった打球が飛ぶことは稀、ていうか、最近はしっかり捕まえた打球を見たことがありません。
これを修正すべく、まず、これまで倅が打っていたポイントに置きティーを置いて打たせて、いかに打ちにくいところで打っていたのかを理解させます。
次に、ステップ足よりも前に置いて打たせます。だいたいステップ足から10~20センチ程度前です。
慣れるまではちょっと苦労していましたが、次第に気持ち良く振れるようになり、球を捕まえる感覚を掴ませます。
これを50球程度打たせたところで、普通のティーをします。
こんどは動くボールをミートポイントまで引き付ける作業をしなければならないのですが、ポイントが変わったことで最初は泳いでいましたが、次第に慣れてきて少しずついい当たりが出るようになりました。
ここで、もういちど置きティーを使って再確認させて、再度ティーへ。
すると、しっかり捕まえだ打球をバシバシ打つようになりました。本人も打ってて気持ちよかったようで、大汗をかきつついい顔をして打っていました。今日はこれで終了。
これを何日か続けてポイントを自分のものにできれば、試合でもいい当たりが飛ばせるようになるはずです。
しかし、次男がいるときは危ないのでなかなかやる時間がないんです・・・外でやればいいのですけれども、蚊がスゴイんですよねぇ・・・。
以前、倅の手の大きさに合わせるよう補修してもらったときに、2,3ヶ月経ったらオイルを塗ってあげるから、またおいでと言われていたためです。
そのとき、グラブにオイルを塗ってはダメだよと言われていたので、それ以来汚れをとるだけでオイルを塗っていませんでした。そのため、グラブは色は落ちてカラカラになっていました。
そもそも、手入れをしてもらいに販売元に行くって、なんか違和感がありまして、ホントにいいのかなぁ?と半信半疑で店を訪れたんですが、店員にその旨を伝えますと、店員は慣れた感じでハイハイとグラブを受け取り奥へ入っていきます。
しばらくして戻ってきましたら、オイルを塗られてキレイになったグラブが戻ってきました。そして店員が「また2,3ヶ月経ったらおいで」と。本当に手入れしてくれました。いくらかかかるのかと思いきや、無料でした。スゲエや。
倅は待っている間、球界では有名人という支店長のオジサンから捕球の仕方を習っていました。そして、手入れが出来上がってきたグラブを見たオジサンはそれを手に取ると、どこを守っているのか?と聞きます。主にサードかセカンドですと答えますと、
「うん、良い型のグラブだ。セカンドには最適だよ。(捕球面を見て)いい捕り方をしてるね。」
と褒めてくれました。
実は、倅のグラブはポケットが非常に浅く、大人の上手な内野手が使うような型なんです。そのため、下手糞な倅はよくポロポロしてるんですが、このグラブしか使ったことのない倅には不満はないようなんで放置してます。グラブに育ててもらえればいいんですけれども。
きれいになったグラブを手にした倅は満足げ。ちょっと重くなったので、慣れるまでストレスがかかるかも。
しっかし、スラッガーっちゃぁ立派なメーカーだなぁと感心させられちゃいました。
余談ですが、店の入り口あたりにこんなものが、
元日ハムの新庄が高校時代にスラッガー宛てに出したオーダー票です。
グラブについての指示が事細かに書かれています。
プロの第一線で活躍する人は若いころから違うんだなぁと感心させられました。
グラブもキレイになったことですし、週末の試合もキレイに打者を片付けて欲しいです。
陸上素人の私には、技術的なこととかは全く分からないのですが、あのレースを見て日本の陸上はかなり高いレベルなんだな、と知らないながらも確信したことが一つありました。
それは、私の知る限りテレビでは一言も聞かなかったのですけれども、日本以外のチームで日本より強いとされる国は黒人ばっかりなんですね。
これは本当かどうかは知らないのですが、聞くところによると、100m走の記録は非黒人の中では日本人が一番なんだとか。
西洋人(白人)と日本人の体格を比べると、最近の日本人は体格がよくなってきたとはいえ、まだまだ西洋人のそれには及ばないと思います。なのになぜ日本人が白人よりもいい記録を出しているのかといいますと、それはやはり走り方はもちろん練習方法などを含めた技術的なものなんだろうなと思います。
それは昨日今日のものではなく、長い年月をかけていろんな人たちが試行錯誤しながら蓄積してきたものであるはずです。メダリストである4人の選手に敬意を払いつつも、あの銅メダルは、まさに日本が勝ち取った銅メダルだなと思いました。