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わが子を野球へと導いてゆく一部始終
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こないだの日曜日、近所の本屋で平積みされている一冊の本をなんとなしに手に取り、なんとなしに購入した本がこれ。



昨年の甲子園を沸かせた「山陰のジャイアン」こと白根君がいた開星高校の野々村元監督の自伝です。

野々村監督といえば、数年前のセンバツで21世紀枠の高校に敗れて「末代までの恥」と言ってしまって物議を醸した人です。


いましがた読み終わったのですが、ゴーストライターを使わず自分で書かれたということで、文章はお世辞にも上手だとは言えませんので、文学鑑賞には不向きかと思いますが、その行間からは氏の熱意や信念がにじみ出ておりまして、読み物として非常に面白かったです。

タイトルは「やくざ監督」ですが、「極右監督」の方がしっくりくるかな(笑)

驚いたのは、氏も現在の教育界に不満を持っておられて、

「教師よ!崇高な理念で高所より語れ!気高き理想で迷える子供たちを導け!」

と結んでます。

私も丁度先週「教師とは職業でなく、生き様、行き方」で嘆いたばかり。
教育に対する考え方は、私もほぼ一緒で、大きく頷きながら頁を進めた具合です。

この本をなんとなしに手に取ったのは、何らかの力によって導かれたんじゃないかと思ったんですが、氏は昨年度でもって定年で退職されたらしく・・・。
在職されていれば、万難を排してでも倅を預けちゃってたかもしれませんが、いらっしゃらないということは、本を手に取ったのは偶然ということなのかなぁ。

毀誉褒貶のある人ですけれども、私はこういう指導者にこそ倅を預けたいです。

こういう人ばかりではダメですが、こういう人も組織には必要。
昔は割りとこんなタイプの人はどこの学校にもいたように思いますが、ほぼ絶滅状態じゃないですかね。

トキよりもこういう教師を保護してくれんものか。

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