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わが子を野球へと導いてゆく一部始終
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とりあえず少年野球が終わりました。

去年の成績は、全試合に出場しまして、

打率.332 本塁打7本 打点65 盗塁46

打点と勝利打点がチームトップ。打率と本塁打は2位。

6・7月に打ちまくってましたので、打率は結構残るんじゃないかなぁと思ってましたが、8月に反動が来てかなり落ち込んだので、ぼちぼちといった数字になりました。でも、試合数が多いので、3割は立派かな。
また、倅は左打者ですが、いかんせん鈍足なので足で稼ぐヒットがないですし、ライトゴロがかなりあった上での数字ですしね。
打点は、1,2番の出塁率が高かったので、これは全く彼らのおかげです。

守備の方では、一昨年はエラーばっかりしてましたが、去年は多少のエラーはありましたが、ソコソコいいサードでした。
私のこれまでの教え子のサードと比べると、比較の相手が中学生ですが、素質としては中の下か下の上くらいかな。
スローイングに天性のモノがないので、残念ではありますが、内野は中学までかなぁ(もしかしたら中学でも厳しいかも)、というのが正直なところです。

でもでも、チームが目標としてる大会の決勝戦のスリーアウト目を捌けたというのは、親として嬉しかったです。

投げる方では、結局未勝利に終わりました。
良い投手が2枚いたので、出る幕がありませんでしたねぇ。

しかしながらあれですよ、こうやって成績が残せたのも、一年間怪我なく全試合に出場できたからです。
それだけで大合格です。
(一昨年はレギュラーを獲りながら腰痛でダメになりましたからねぇ。)


小3から始めて4年間、いろんな人たちのお陰でいい経験を沢山させてもらいました。

体格も能力も平均以下の倅でしたが、努力でなんとかついて行くことができました。

4年間、倅はグラウンドでは常に叱られ役、家でも厳しく接していて、倅に何度「やめちまえ!」と野球道具を家から放り出したことか。
親として「これでいいんだろうか?」と思い悩むこと度々でした。

しかし、指導者の息子が下手では指導に説得力がありませんから、倅への要求は他の子に比べると常に高く、終に落とすことはありませんでした。

倅は倅なりにいろいろ悩んだこともあったと思いますけれども、それを表に出すこともなく、自分の役割を全うしてくれました。

これからは私の手を離れて新たな指導者の下で研鑽を積むことになります。
きっと、今まで以上のプレッシャーを受けながら野球をやることはもうないでしょう。

余談ながら、私が現職に就いたばかりのとき、上司がそれはそれは厳しい人でした。
当時の先輩諸氏から「今、こういう経験をしてれば、次のセクションでは楽になるから」って慰められてたものですが、まさにそのとおりで、次のセクションでとても楽になりました。
(今はそれが反対方向に振れてしまい、逆に毎日上司(その時の上司じゃないよ)を叱り付けてるわけですが(笑))

私の経験に照らし合わせると、倅の次のステップが楽しみでもあり、逆に心配だったりもします。
しかし、親はなくとも子は育つって言いますからね、大丈夫でしょ。


兎も角、倅はチームに入れてもらって良い経験をさせてもらいまいた。

感謝、感謝です。


同時に、私もいい経験をさせてもらいました。

倅のチームのお手伝いを始めるか始めないかの頃、高校でやってみないかってお誘いを受けたりしたんですけれども、少年野球をさせてもらって正解でした。

少年野球は平等ですもの。

倅はチームを卒部し、次なるステップへ進みますが、私はもう少しだけチームに残って恩返しをしたいと思います。

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