うちの地域の小中学校は2学期制となっておりまして、4月~10月が前期、10月~3月が後期となっています。先週、1学期が終わり、一昨日から2学期がスタートしました。
2学期制導入の理由は知りませんが、センセイに余裕を持たせるためなのかなぁと思ったり・・・3学期制は結構大変らしいですからねぇ。まぁ、小学生のこどもや親にはあまり関係はなく、影響といえば通信簿をもらえるのが1回減って楽しみが減ったってことくらいでしょうか。
しかしその通信簿も、5段階評価とかならわかりやすいんですが、他所がどうかわからないんですが、うちの学校の評価方法は科目ごとにいくつかの項目が設定されており、それができるかどうかというのを◎〇△で評価するもので、その項目は字がきれいだとか、取り組み方であるとか、そういったセンセイの主観に頼るしかない評価がかなり多いんで、学力がどうなのかってのはその通知表からは窺い知ることが困難なんです。
ちなみにうちの倅は1年生以来「字をきれいに書ける」ってところが毎回△をもらってきてたのですが、やっと今回〇に昇格しました。ただ、その評価は通信簿ではいらんのですがねぇ・・・。
この2学期制で大変なのが中学です。ていうのも、試験は学期に2回と変わらないからです。これがどういいうことを意味するかといいますと、1回の試験における試験範囲というのが3学期制よりも随分広くなるわけでして、試験範囲が広いってことは問題内容が浅くなる可能性が高いわけです。他校と比較したときに相対的に学力が落ちることは容易に推測できます。無論、それへの対応策は実施されているとは思いますが、高校への推薦を考えたとき、プラスよりもマイナスの方が多いんじゃないかなぁと思ったりして。
閑話休題
というわけで、2学期。新学期がスタートするにあたっては席替えや委員決めなどがあるわけですが、どういうわけか、倅が代表委員になってきたらしいと嫁。
代表委員とは、昔の言い方でいえば級長ってやつですね。私の学校では学級委員って言ってましたが、それって言葉遣いが適切でないなぁと今更ながらに思ったりして。
で、なんでそんな大それた役を仰せつかったんや、倅にできんのか?って嫁に聞きますと、どうも立候補して選挙で選ばれたんだそうです。その選挙にあたっては、自分が代表委員になったらって演説までしたんだとか。
冗談だろ、あいつが?って話なんで俄かには信じられないんですが、どうやら本当らしいです。
嫁も、あんたが?って驚いたそうなんですが、倅は「だってオレ、野球部よ!」ってわけのわからん反論してたらしいです。チームの一員であることの矜持の発露なんでしょうか、日ごろ指導者から教えてもらっていることを実践したに過ぎないって意味なんでしょうか、よくわかりませんが、チョー意外です。
大人も子どももそうですが、特にアイデンティティーの確立されていない子供は、家庭・学校・地域など、それぞれのシーンで見せる顔は違うものです。父と母、兄弟姉妹、祖父母、近所の友達、クラブの友達、いろんなシーン毎にそれぞれ立場が違いますから当然です。ですから、肉親が、友達が、指導者が見ている一人の子どもは、同じ子どもでも同じものを見ているわけでなく、多面体の一面を見ているに過ぎません。
これは、中学生を指導して随分昔にわかってたことであったはずなのですが、今更ながらに子どもは多面体であることを思い知らされました。
つーか、クラスのリーダーって、頭がよくて利発な子がやるイメージなんで、うちのボンクラには分不相応じゃないかと。果たして勤まんのかと心配なんですが、私も中学のときに担任の指名で2期やったんで、ああ、大丈夫だろなと。
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